無尽・頼母子講のやり方について解説

無尽・頼母子講は、通称「たのもし」と言います。
だいたい十人前後でやる事が多いです。
商売をしている人・「や」のつく自由業の方などが集まって、一時的な資金をお互いに調達しあうために昔からあるシステムみたいなモノなんですが、もちろん親が儲かる仕組みになっています。

ご存じない方にご説明しましょう。ここでは解りやすくするために仮に10人・10万円で話を致します。

まず、人数が集まったら一回あたりの金額と毎月の開催日時を決めます。
期日に親を含めた全員が集まり、10万円ずつを提出します。100万円集まったところでこれを親の手数料を抜いた金額90万を10人の中から誰か一人が持っていき、それを月々持ち回りにするってのが基本の仕組みです。

先に誰が何月の分を落とすかを決めておくやり方と、競りで決めるやり方の二通りがあります。

最初に親の手数料を決める方法では、親の手数料割合は1割ってとこでしょうか。この場合はその月に落とす人が90万円を手にするわけです。商売などのまとまった金を必要とするときは便利かもしれません。でもこの1割ってのは、ホントにある程度信頼関係のある仲間内でやる場合の手数料ですね。
でも実は、1割というところがミソで、親は実際にはお金を必要としないんですよ。。
落とす人が持っていくのは90万ですからね。

競りの場合は一種の博打みたいなものとなり、全く変わってきます。
こちらは全員がお金を提出した後に9割から始まってだんだん落とす金額をプライスダウンしていく競りの方法をとります。(取り決めで10割から始める時もあります)最後の月が親の番となるので、親と9ヶ月我慢した人は確実に9割で落とせるわけです。
参加者の中でその月にまとまった金を必要とする人が多い場合、6割とか5割(この場合は60万・50万)くらいで落としちゃうこともあります。逆に全員が競りに参加しない、またはすでに落とした後だからもう参加できないなどでリスクが上下する訳ですから、腹のさぐり合いもあり。。。金額が大きかったらまさに博打です。
「や」の字同士の場合はこの競り形式が多いです。
他には、親を決めずに落とした金額の残りを9名で均等に分けるやり方もあります。ま、これならホントに博打と助け合いがミックスしているやり方ですが、あまりポピュラーではありません。

親のリスクは、お分かりいただけると思いますが参加者がその月のお金を用意できなかった場合の取り立てです。
頼母子講をするのはほとんどの場合が、堅気じゃない人と限りなく堅気に近くない人ですから、払えなくなって逃げちゃうこともあるんですよねぇ。
たまに田舎のおっさん達や商工会が「非営利」で親を決めず手数料無しでやっていることがありますが、逃げちゃったときどうしてるのか不安です。

でもね、まともな考えの人たちなら、10万円ずつ積み立てた方が間違いなく得なんですからこんな事はやりませんって。
じゃあ何故オイラがそんな事に詳しいのかは聞かないように。