カリンの実は猛烈に固い上に渋く、生食には全く向かないのだが、ペクチンが豊富に含まれているので、煮汁に砂糖を加えて煮詰めると、澄んだ赤い色の甘酸っぱくて美味しいジャムを作ることができる。食べ始めにホンの少し渋みを感じるけど、まあ、それもカリンジャムの風味のうちというモノです。
材料
カリン・・・適当な量 水・・・ひたひた
砂糖・・・・作った煮汁の重さの30%
手順
①収穫したカリンの実をきれいに洗う。
②4つ割りにして種を取り除き、薄くイチョウ切りにする。皮は剥かない。
③ひたひたの水加減で、沸騰させてから30~40分くらい煮出す。
④良く汁気を切って実を取り除く(実は使わないので捨てる)。
⑤ザルとリードペーパー等を使って煮汁を漉し、ひと回り小さい鍋に移す。
⑥煮汁の重さの30%の分量の砂糖を投入して、鍋底を焦がさないように木べらでかき混ぜながら煮詰める。煮詰めると赤い色に変わります。
⑦熱いうちに瓶詰めする。常温で長期保存する場合は脱気・殺菌する。冷めたら日付と内容物を書いたラベルを貼って完成。
参考までに、1.5kgの煮汁に砂糖500gを加えて煮詰め、750gのカリンジャムが出来ました。