同じ誕生日の人に出会うとテンションが上がる~! なんてことありませんか? でもなかなかそういう人って出会えないのよね……。実は、日本人の誕生日には偏りがあるそうなんです。
誕生日ランキング修正しましたー! 修正箇所は
4月27日
4月28日
4月29日
4月30日のみです。
赤が多数、青が少数です。 pic.twitter.com/78pYyEuAE8— 虹色就活生 (@nark202) August 22, 2014
へぇ~、すごい。青色がランキングの下位で、赤色がランキングの上位になっています。色の濃淡で細かいランキングがマッピングされているので、とってもわかりやすいですね。
こちらは厚生労働省の出生数のデータを元に作られたランキングだそうですよ。「私は○位だったよ~」なんて友だちと話のネタにしても楽しそう。
でもなぜ、このような偏りが生じているのでしょうか。
出産する日を調整している!?
誕生日ランキングをよ~く見てみると、なんだか見えてくるものがありませんか? 特に濃い青の日付に注目。1月1日や2月11日、11月3日、11月23日……。そう、祝日! お正月や建国記念の日など、祝日の誕生日の方ってとっても少ないんです。お盆も少ないことが伺えますよね。
実はこれ、出産する日を病院側が調整することがあるため。現に多くの病院やクリニックでは、土日祝日には医療体制が手薄になってしまいます。帝王切開や誘発分娩などで出産時期を調整できる場合には、祝日を避ける産科が多いようですね。
冬に生まれる赤ちゃんが少ない!
また、全体的に見ると、5月から9月までのランキングが高め。これには諸説あるようです。
まずは「早生まれを避けたい」という人がいて、妊娠時期を調整するため。3月末から4月1日が特に少なく、4月2日が顕著に多いことからも、やはり早生まれは不人気のようですね。大きくなってからは大差ないと言われている早生まれですが、やはり子どもの時には少し不利になってしまうこともあるのでしょうか。
さらに、こんな情報もあるようです。
ある産婦人科教授によると、人間の場合、7~8月生まれの女の子は生理の周期が一定していて健康であることが多いそうです。また、10~11月に妊娠した女性は流産する確率がとても低いそう。
冷え性だと妊娠しにくいとも言われていますし、気温と妊娠との関係も少しはあるのかも?
昔は冬生まれが多かった!
では昔から夏生まれが多かったのかというと、そうでもないようです。
全体として見ると、昭和40年頃までは圧倒的に1~3月の真冬生まれの赤ちゃんが多かったのですが、昭和50年ころから7月~8月の生まれの赤ちゃんが増え始めます。
誕生日って誰が決めるの?
私たちの誕生日。ある意味「オトナの都合」に合わせて決められているようにも思えちゃう。でも実は出生にまつわるこんな不思議もあるんです。
2400件以上の出産記録と月の満ち欠けとの関係を調べた調査によると、平均と比べて、満月や新月の「前日」と「3日後」の出産数が特に多かったという結果が出ている。
潮の満ち引きと同様、妊娠・出産も月の満ち欠けと関係があるかもしれないんですって。不思議~!
これは筆者の経験談になりますが、小さな個人病院で同じ日に3件の出産が重なった時、助産師さんが「赤ちゃんはみんなと一緒に生まれてきたいのよね」とつぶやかれたことがあります。真意の程はわかりませんが、もしそうだとしたら神秘的。
実際、陣痛は赤ちゃんが出すホルモンの作用によるものなので、誕生日は赤ちゃんが選んでいると言っても過言ではないですよね。
親子で選んだ大切な誕生日。何歳になってもステキな1日になりますように。