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都々逸の意味と有名な都々逸一覧

都々逸とは

都々逸は西暦1800年前後から、寛政天保あたりにかけて流行した三味線伴奏の都々逸ぶしが、その起源といわれている。元々は名古屋の熱田の伝馬町の宿場の遊里で、歌い始められそれが次第に東漸したもので、当時の歌う芸人で、三味線俗曲の名手都々逸坊扇歌が七七七五、二十六音の俗謡として定着させ、今日の姿に成った。

有名な都々逸一覧


恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす。(山家虫鳥歌)

びんのほつれは枕のとがよ 顔のやつれは主のとが

お月さまさえ泥田の水に 落ちて行く世の浮き沈み(頼山陽)

三千世界の烏をころし 主と朝寝がしてみたい(高杉普作)

鐘がつらいか烏がいやか 帰る帰るの声がいや

人の女房と枯木の枝は 登りつめたら命がけ

女房にゃ言えない仏が出来て 秋の彼岸のまわり道

七っ八っからイロハを習い ハの字忘れてイロばかり

口でけなして心でほめて 人目しのんで見る写真

いやなお客の親切よりも 好いたお方の無理がよい

遠くはなれて咲く花待てば 散りはせぬかと気は紅葉

あきらめましょうよ どうあきらめた あきらめきれぬと あきらめた

富士の山ほど千両箱積んで それをそばから使いたい

都々逸っあへたでもやりくりゃ上手 今朝もななつ屋でほめられた

お酒飲む人しんから可愛い 飲んで管巻きゃなお可愛い

夢に見るょじゃ惚れよがうすい 真に惚れたら眠られぬ

信州信濃の新ソバよりも 私しゃお前のそばがよい

およそ世界にせつないものは 惚れた三文字に義理の二字

夢になりとも逢わせておくれ 夢に浮名はたちゃすまい

あとのつくほど柧っておくれ それをのろけの種にする

寝ても起きても座ってみても 蚊帳の広さと気のせまさ

胸に手をあて思案をすれど おやじゃ俺より年が上

文のかけ橋おとずれ絶えて なかお流るるなみだ川

惚れて通えば千里も一里 逢わずにもどればまた千里

下手な異見を下にも置かず にくいお前の聞き上手

すねて脊けた脊もいつか 廻り舞台で濡れの幕

酒を飲む人花ならつぼみ 今日もさけさけ明日もさけ

竹に雀は品よく止まる とめてとまらぬ色の道

渡辺の綱にやりたいこの片腕が ぬしと添い寝の邪魔になる

つねりゃ紫喰いつきゃ紅よ 色で仕上げたこの身体

たとへ姑が鬼でも蛇でもぬしを育ての親じゃもの

及ばぬ恋よと捨ててはみたが岩に立つ矢もあるならい

君は吉野の千本ざくら色香よいけどきが多い

色が黒うて惚れ手がなけりゃ山の烏は後家ばかり

こうしてこうすりゃこうなるものと知りつつこうしてこうなった

よその夢見る浮気な主に貸してくやしい膝まくら

遠くはなれて会いたい時は月が鏡になればよい

わしが胸で火はたくけれどけむり出さねば主しゃ知らぬ

袖すり合うも他生の縁よまして二人が深い仲

雷の光で逃げ込む蚊帳の中でとられるヘソの下

からかさの骨の数ほど男はあれどひろげてさせるは主ひとり

色のいの字と命のいの字そこで色ごといのちがけ

私やお前に火事場のまといふられながらも熱くなる

おろすわさびと恋路の意見きけばきくほど涙出る


さんざしぐれか萱野の雨か 音もせできて濡れかかる

指を切らせてまだまもないに 手まで切れとはどうよくな

わしが思いは三国一よ富士のみ山の白雪 積もりゃすれども融けはせぬ

本町二丁目の糸屋の娘姉は二十一妹は二十 諸国大名は弓矢で殺す

糸屋の娘は目で殺す

おまえ百までわしゃ九十九まで ともに白髪のはえるまで

人と契らば薄く契りて末遂げよ 紅葉をば見よ濃きが散るもの

潮来出島の真菰の中で 菖蒲咲くとはしほらしや

顔にゃ迷わぬ姿にゃ惚れぬ たったひとつの心意気

ぬれてきた文箱にそえし花菖蒲 いとど色増す紫の 恋といふ字に身を堀切りの

水にまかせているかいな


梅は咲いたか桜はまだかいな 柳なよなよ風次第 山吹きゃ浮気で色ばっかり

あちら立てればこちらが立たぬ 両方たてれば身がもたぬ 一番よいのが頬かむり

春の夕の手枕にしっぽりと降る軒の雨 濡れてほころぶ山桜 花がとりもつ縁かいな

花は桜よ薫は梅よ 初音ゆかしき山郭公 月は高雄の紅葉を照らす


酒なくてなんでおのれが桜かな

人の行く裏に道あり花の山

篭に乗る人担ぐ人 その又草鞋を作る人(傾坂色三味線)

花は桜木人は武士(仮名手本忠臣蔵)

起きて半畳寝て一畳 天下取っても二合半

君と寝よか五千石取ろか。なんの五千石、君と寝よ


咲いた桜になぜ駒つなぐ 駒が勇めば花が散る(山家鳥虫歌)

宵にゃ横夜中まともで明け頃は 後からさす窓の月

長かれと思う命は短くて 伸してせんなき髪の長さよ

 

高砂やこの浦舟に帆をあげて 月諸共に入汐の 遠く鳴尾の沖すぎて

はや住之江に着きにけり

目出度目出度の若松さまよ 枝も栄える葉も茂る